(またか) 「冤罪のつくり方」(小林道雄著、講談社文庫)を読んで、そう思いました。 大分女子短大生殺人事件(みどり荘事件)では「無実の人を国家権力によって殺害した可能性がある」にも書いた「冤罪発生の4条件」が全て満たされていました。 1,警察が見込み捜査をしていた 2,マスコミも見込み捜査が正しいとの前提で報道していた 3,決定的な証拠のはずのDNA鑑定でDNA検査の権威である三澤筑波大学教授に重大な間違いがいくつもあった 4,犯罪後数年がたってから被害者の膣から突如として精液が発見された 大分女子短大生殺人事件では、「5,自白調書は警察の誘導によって作られ、他の証拠と矛盾した」を加えることも…