読了。数年前に神保町の巖松堂で購入した後、ツン読になっていたものだが、一気に読んだ。いやー、面白かった。世界最初の証券・商品取引所(享保年間、1730年代)で設立、運営に係る様々な駆け引きを、小説の形を取ることで、わかりやすく描いている。 ストーリィもぐいぐい引き込まれ、これは映画化、あるいはドラマ化する価値があるんじゃないか、とまで思った。 いま、米会所跡地には石碑が立っているという。聖地巡礼ではないが、現在の大阪堂島商品取引所の見学とともに、是非訪れてみたい所だな。 ところで、コメの価格形成の透明化及び当業者のリスクヘッジを目的に、現在でも先物取引は行われてはいる。しかし数次にわたり試験上…