日向地蔵を後に、旧西国街道は緩く左に曲がりながら、行く手を南方向に変え進む。 「吉祥院公園球技場」を右に見て、その先のデイホーム脇を通り、やがて桂川の堤防上の道に出る。土手には「慶應二(1866年)丙寅」の銘が刻まれた「愛宕山大権現」の常夜灯や、小さな祠も残されている。目の前には河川敷が拡がりその先を川が流れ下っている。 桂川は、京都府北部の佐々里峠を水源とする淀川水系の一級河川だ。 行政上の正式な川名は「桂川」であるが、今日に到るまで地元では「上桂川」「大堰川」、「保津川」、「桂川」等と地域毎に使い分けて呼でいる。 観光地で名高い渡月橋から上流の源流域までは、一般的には「大堰川」と呼ばれてい…