多分、小学校の頃ですが、ある時から夜が恐くて、自分ひとりで夕方に暗くなった森の 脇の道路等、歩くのが恐くて走って通り抜けたり、後ろに誰かいないかを何度も振り返 って見たりしていました。そう、それは楳図かずお先生の恐怖漫画を見てしまってから です。あんな恐ろしい漫画って他にはないでしょう。もう、あの恐い絵が完全に頭に 焼き付いて抜けないのです。恐いなんてもんじゃなかった。完璧な恐怖。先生の漫画 は緻密なためか、現実感ありすぎだったのです。それに本気で恐くて震えてもいるの に先を読んでしまう、そんな感じでした。へび女もそうですし、腕にとか、顔が現れた りは、自分の身体を見直したりしたものです。ひょ…