まずは103万円の壁。今日の日経に竹中治堅という政策研究大学院大の先生がこの問題にも触れた論文を掲載しているんだが、なあるほどと納得した話。 なので、モノ申したいのは178万円に対して。その論文を読むと178万円が改めてとてもおかしなモノに思える。 現行の所得控除103万円というのは、基礎控除が48万円、給与所得控除が55万円と分解されるのだけれど、そのうち、基礎控除は最低限の生活を維持するために必要なお金には課税しないという、憲法25条の生存権の保証が租税法で形になったものなんだそうだ。そして給与所得控除がいわゆる必要経費の見合い分という性格。 そうすると、先生曰く基礎控除として適切な額は生…