www.ncbi.nlm.nih.gov 【目的】ラニチジンはヒスタミンH2受容体拮抗薬であり、大承気湯は便秘や消化器の治療に使用される漢方薬である。過去の研究で、ラットのラニチジンの薬物動態に大承気湯が有意な影響を与えたことが示された。しかし当該研究におけるラニチジンと大承気湯の投与量は、臨床現場における使用量よりも高かった。したがって本研究では、健常人を対象とした臨床診療の使用量におけるラニチジンと大承気湯間の薬物動態学的相互作用を検討した。 【方法】本研究は健常人(n=7)を対象とした無作為非盲検2期交差試験である。健常人に対しラニチジン300mg単回投与またはラニチジン300mgと大承…