精神分析者ラカンの用語。 自我のイメージ、想像界の住人として捉えられる他者ではなく、象徴界の領域に存する本質的な他者、具体的な誰でもない他者のこと。具体的な他者である、小文字の他者=l'autreに対して、l'Autreと大文字で表現されることから大文字の他者と呼ばれる。