宮崎正弘氏の解説が読みやすくて短くまとまっており、非常にタメになった。孫文に対する物心両面の手厚い援助。そして、予定調和のような裏切り。本来なら、中国人は日本人に対して足を向けて寝られないのだということがよくわかる。 内田がシナ観を書いたのは大正2年、すなわち1913年であった。その頃のシナは、四分五裂しており、シナの混乱こそが大問題ではあったが、シナが統一された国家として日本人への脅威である事はなかった。今や情勢は一変している。シナは国家として、統一されているばかりではなく、核兵器を持ち、人工衛星を打ち上げ、隣国のチベットや東トルキスタンを侵略しその征服を続けている。内田のシナ人観の本質は、…