面白い本が部屋を掃除したら出てきて、28年ぶりに、しばし読みふけってしまった。あの時、確か、考古学好きの日本古代史好きの高校生であったかと思う。本書で覚えているのは2点。邪馬台国はもしかしたら四国にあったのかもな、ということが一つ。(私は当時から九州説だったが)もう一つは、これだけの説得力ある論証になぜ、歴史家たちは答えないのか、という義憤のようなものを感じたことを記憶している。(あくまで当時の話です)筆者は自身の邪馬台国四国説を、郵便で当時の歴史家たちに送りつけて反応を待ったとのことだった。 邪馬台国の結論は四国山上説だ―ドキュメント・邪馬台国論争 1993/大杉 博 (著)たま出版これこれ…