第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の比較的穏やかな時代、私の祖父母はサンフランシスコで暮らしていました。 その頃のサンフランシスコは、日本とは比べものにならないくらい近代的で豊かだったようです。 久しぶりに祖父母のアルバムを開いてみたら、いろいろな想いが溢れて胸がいっぱいになりました。 アメリカへの留学 祖父は高校を卒業すると十代でアメリカに留学し、そのままサンフランシスコの貿易会社に就職しました。 アメリカに行ってから10年後、結婚のため一度日本に戻り妻である私の祖母を連れて再びアメリカへ。 そんな時代に、まだ十代の長男を異国に行かせる決断をした両親(私の曽祖父母)には驚きと同時に尊敬の気持…