■世田谷区新庁舎の東棟を公開 前川建築の歴史継承(東京新聞2024年5月19日) 5年後の完成を目指して建て替え工事が進む東京都の世田谷区庁舎で18日、1期工事で完成した東棟の一部と区民会館が関係者に公開された。区長室などが入る10階建ての東棟には、旧庁舎を設計した日本モダニズム建築の旗手、前川国男氏の資料を展示するコーナーを設置。住民に開かれた庁舎として配慮しつつ、旧庁舎の伝統も継承しているのが特徴だ。東棟は20日から、区民会館は9月1日から一般開放される。(奥野斐) 東棟1階には、幾何学模様のようなデザインのレリーフが飾られている。旧庁舎にあった洋画家、大沢昌助氏の作品を約70%に縮小し、…