「生産の持続的な革新、社会状態の絶え間ない動揺、永続的な不確実性と運動が、ブルジョワの時代を他のすべての時代から区別する」(マルクス)。 ―― マルクスは、この資本制社会(資本制生産様式)の“解剖学”における「知の巨人」である。しかし、喩(たと)えるなら、医者としては、“角を矯めて牛を殺す”ヤブ医者である。だから、マルクスの弟子を名乗る者たち(レーニン・スターリン・毛 沢東・ポル ポトなど)は、すべて、何百万、何千万の無辜の民(自由と読め!)を殺して、その手は血まみれになった。 資本制生産様式は、産業革命(機械制大工業)の確立にともない、世界(=社会)全体を制覇する経済システムになった。それは…