京都市上京区に鎮座する北野天満宮では古くから お正月の準備を始める12月13日の「事始め」より 12月25日の「終い天神」の頃まで、 お正月の縁起物として「大福梅」(おおふくうめ)が お頒ちされています。 境内の梅を塩漬けしてカラカラになるまで干した「大福梅」は、 お正月に最初に飲むお茶や白湯に入れて頂き、 一年の無病息災と長寿幸福を願います。 ご神域で実った梅にはご神徳が宿っているため、 縁起物としても、とても人気があります。 北野天満宮の境内には 菅原道真がこよなく愛した梅が50種1500本植えられています。 「大福梅」はその境内の梅の実を毎年5~6月頃に収穫し、 塩漬けした後、天日干しさ…