『恐怖女子高校』はシリーズ化されていて、まだ助監督をしながら脚本を書いていた関本郁夫監督は、このシリーズで監督デビューする話もあったという。だが結局『女番長(スケバン) タイマン勝負』(1974)が初監督作品となった。 関本「見直して(場所がいろいろと変わる)『女番長(スケバン)』がデビュー作でよかったなと。『恐怖女子高校』はどうしても学校の中の話なので、これが第一作だったらしんどかったなと思いましたね。
奇天烈なテレビドラマ『天国の恋』(2013)が話題をまいている。この作品の脚本家・中島丈博は、この他にも『真珠夫人』(2002)、『牡丹と薔薇』(2004)などトンデモドラマの作家として知られるが、もちろん中島の世界はそれだけではなく、大河ドラマ『元禄撩乱』(1999)、映画『あ、春』(1998)などテレビから映画まで多数の作品を手がけた巨匠である。