12月23日は今上天皇の誕生日だが、昭和の時は4月29日が天皇誕生日だった。天皇誕生日は1948年(昭和23)の改称まで天長節と称されていた。 天長節には今と違って子どもたちは正装して登校していた。そして、君が代の斉唱、教育勅語の奉読、校長の訓話、天長節の歌を歌うなどの式典が行われた。天長節の他にも四方拝(1月1日)、紀元節(2月11日)、明治節(11月3日)には同様の式典が行われ、式が終わると担任の先生から紅白のお菓子などをもらって帰宅したのだそうだ。 前置きが長くなったが、天皇誕生日という呼称に私は違和感を感じている。偉人の誕生の日や誕生の地は生誕の日とか生誕の地などと言われたりするのに、…