太陽から降り注ぐエネルギーですべての営みが活発に動き続ける時季 二十四節気の『夏至』。一年で一番昼の時間が長い時季がやってきた。 天文学的には6月21日が一番長い日で、その前後は一番長い時季ということになるが、体感的には「明るい時間が長いなあ」程度にしか感じないことも多い。江戸時代に著された『暦便覧』でも「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」と陽の長さだけを取り上げている。 日照時間の短い北欧やバルト三国、あるいはイギリスでは太陽の聖なる力が最高潮に達する特別な日と位置づけられ『夏至祭』として祝われている。 日本では、農作業で忙しい時期ということもあり、古くからこの時期の民間行事は…