さて、今日は奈良市内にあります志賀直哉旧居のご紹介。場所は春日大社のすぐとなりの上高畑と呼ばれる場所。この辺りは人通りも少なく、静かな住宅街は豪邸ばかり。 この立派な土壁がズラーっと伸びている場所が志賀直哉旧居。なんと敷地面積435坪とな。 文豪志賀直哉とその家族が昭和4年から13年まで暮らした住まい。志賀が自身の構想に基づき、京都の数寄屋大工を呼び寄せて建てました。数寄屋風を基調としながら、和洋折衷の食堂と民芸風のサンルームを中央に配し、南の庭に面して夫人の部屋と子どもの部屋を設けるなど、旧来の日本家屋とは一線を画する自由な構想で、志賀の文化人としての精神がいきいきと伝わってきます。志賀を慕…