1585(天正13)年の筒井氏伊賀転封と豊臣秀長の大和入国により、大和では中世的な国人支配の残滓が一掃され、中央武家政権による一元的支配が行き渡る近世が本格的に始まります。 1600(慶長5)年の関ヶ原の戦い、そして1614~1615(慶長19~20)年の大坂の陣と相次いだ戦国末期の大戦で、多くの大和国人が敗者の側に付いて姿を消し、勝者の側に付いた者も、その多くが郷土である大和に留まることはできませんでした。 戦国時代が終わり、大和国人の末裔たちはどうなっていったのでしょうか。 大坂の陣後の大和 大和へ入った他国衆 天領の支配 大和を離れた国人の子孫たち 茶道の家となった古市氏 造り酒屋で身を…