座ってるだけでなぜか元気になる。行くだけで楽しいお祭りに似てる。(本文より) たまに入試に出る作家の先月発売の新作。 題名で女の子視点の話と間違えそうだが ふうかではなくかざばなと読むそうだわ。 その言葉の意味は偶然にも前回紹介した 安東みきえ先生の作品の中に出ていたよ。 山の雪が風にのって舞い飛んでくるのを 昔の人は風雅にもかざばなと名付けたと。 本作で風花は旅一座の名として使われる。 やっぱし物語は未知の世界の扉になるな。 大衆演劇を扱うこの本に出会い実感した。 熱量が低すぎる少年がアツすぎるものに 巻き込まれ変わっていく爽快な話だよ~。 舞台に立つ役者だけでなく、裏方にまで 光を当ててい…