女性ボクサーを主人公としたインド映画『メアリー・コム』を観る。 ミャンマーとの国境沿いに位置するマニプールの貧しい農家の少女がボクシングと出会い、ボクシングに惚れ込んで、やがて才能を開花させる。だが、昔気質の父親は娘が格闘技をするなどということを認めることができない。「父をとるのか、ボクシングをとるのか」と詰め寄る父に対し、追い詰められた娘は「ボクシング」と答える。 父の反対を振り切ってボクシングにのめり込み、やがて世界選手権での優勝を手にするのだが、結婚して双子を産むことでボクシングから離れてしまう。そのことに怒ったコーチは彼女の元をはなれてしまうのだが、どうしてもボクシングを諦めることがで…