気象予報士のアダムさんが今日は水戸でも30度超えだと申されたので、阿武隈高地の山中に潜ることにしました。と言っても標高せいぜい五百メートル、森に潜れば涼しかろ、くらいのものです。他県によくあるような、市域で千メートル越えができるような土地がうらやましい。 まず向かったのが笠石という集落。初めて足を踏み入れます。 勝手にお撮りしてごめんなさい。こういう山中の古き山里は、趣き深い建築の宝庫です。 笠石という集落名は、そういう名所というか名跡があるから。 これ。なるほど。 この周辺の地質は花崗岩質で、さまざまな形に侵食され風化され銘の付けられた大岩が数知れず。感心するのは、いずれも深山にありながらち…