年2回春と秋に内部一般公開される神戸市中央区の都市公園「相楽園」内の国指定重要文化財「船屋形」見学会です。 元々は姫路藩で使用されていた川御座船で、運用したのは姫路藩の水軍「御船手組」、藩士200人で構成され18世紀中ごろには、海船53隻、川船23隻を擁しうち8隻が川御座船だったとの記録が残り藩主が交代しても引き続き姫路藩に仕える「城付き」という特殊な組織だったそうです。 その御座船の屋形部分を移築した物で、幕末には飾磨港(姫路港)に浮かんでいた川御座船を移築する際、船体部分を取り壊し屋形だけを移築、屋形部分も大幅な改変を受け前半部分のみが茶室として使われていたものを牛尾 健治氏が全体形を資料…