子供を知ること 教員としてやらなければならないことの1つとして「子供を知る」ということがある。しかし本当に一人一人の子供のことを知っていると言えるだろうか。 普通学級の担任をしているときには、もちろん知っていると思っていた。しかし、特別支援学級の担任をしていたときに、自分の自信は脆くも崩れ去った。それまでは「あの子は自閉症だから」とか「注意欠陥多動症だから仕方がない」など自分で勝手にレッテルを貼ってしまっていた。しかし、担任としてレッテルを貼ることがいかに無意味なのか考えるようになった。 自閉症と診断されている子供でも、学習面で全く問題がなく学級のリーダーを任される子供もいれば全く言葉を出すこ…