そんな僕に必要なのは「学校」ではない。この世の中にはどういう人が生きていて、どんな仕事があって、どんな喜怒哀楽があって、世の中の苦さも温もりも知る「場」を僕は求めていた。そこでこそ自分を見つめ直すことができる。そう思った。あえて言えば、世間の荒波にもまれて「社会」そのものを自分の学校にしようと考えていた。だから、僕は、とりあえずいろいろな仕事をしてみよう。日本全国、どこでも、いろんなところに行ってみよう、と心に決めていた。(保坂展人『学校だけが人生じゃない』結書房、2006) おはようございます。学校だけが人生じゃないのに、明日は土曜授業があるし、5日前の日曜日も出勤したし、要するに日月火水木…