これからさ、私のちょっとしたストーリーを気ままに書いていくから良かったら見て行ってね。 ねぇ、知ってる? 私、初めて彼に会ったのは雨の日だったんだ。 大学の正門のとこ、傘も持たずにぼんやりしてる彼がいてさ。 あの時は“変わった人だな”って思っただけだったけど…その後からやけに目につくようになったの。 どんなに混んでる食堂でも、彼が座ってるテーブルはすぐにわかったし、何かにつけて目が合う。 これって運命? って、そんな都合よくは思えないのに、胸はドキドキするんだよね。 不思議だった。 まだ“恋”とは気づいてなかったけど、あの雨が私たちを近づけたんだと思うんだ。