1925年(大正14年)12月12日、凶悪犯人のピス健こと大西性次郎が逮捕されました。 (ピス健と呼ばれた凶悪犯)「ピス健」は、大正末期、ピストルと刃物で強盗殺人を働き東京・大阪、さらに満州にも潜伏した大悪党です。ピストルや短刀を使って強盗を重ねましたことと、「守神健太」という偽名を使っていたため「ピス健」と呼ばれていました。 (11月9日校長宅を襲撃)ピス健は、1925年(大正14年)の11月9日午前4時頃、東京府荏原郡品川(現、東京都品川区)の小学校校長宅に侵入し、寝ていた就寝中の校長を起こしピストルを突きつけて「金をだせ」と脅迫します。 校長がこれを拒むと校長に向かってピストルを発射しま…