2024年の元日に発生した「令和6年能登半島地震」では、広範囲にわたり水道の供給が止まってしまったことが、特に問題となっている模様である。水道に問題が発生すると、特に影響大なのが「水洗トイレが使えなくなる」という衛生面の問題であり、報道でも繰り返し伝えられていることである。 能登半島の被災地域では、上水道の耐震化は既に進んでいたという話だが、今回の地震は想定を上回るものだったようである。自然というものは、しばしば……というよりは殆ど常に、人間の思惑を容易く超えてくるものだと痛感させられる。 では、水道の耐震化とは具体的にはどういうものかというと、地中でずれるような力が加わっても、管同士のつなが…