欧勝馬 7月の名古屋場所の予想番付に関心が集まっている。大の里が横綱に昇進。名古屋場所では東西に横綱が並び立つ。これこそ、あるべき番付の形。 一方で、大関は琴櫻一人になった。これは寂しい。番付上は西横綱の大の里が「横綱大関」と記されることになる。 その“空席”を狙う「大関候補」の関脇陣は3人。5月場所二ケタ勝利の大栄翔と霧島に加え、12勝を挙げた小結の若隆景だ。近年、3人目以降の関脇は、大関からの陥落者以外あまり置かれないが、さすがに小結で12勝すれば上がることになるかもしれない。 今度は小結が問題だ。夏場所では筆頭から5枚目までの前頭上位が全員負け越し。かなり下から引き上げられることになる。…