4,全彩色 グラフGの全彩色とは、Gの隣接するどの2元、または接続するどの2元も異なる色を持つようなGの元(頂点と辺)に色を付けることである。k個の色を用いる全彩色をk-全彩色という。グラフGに対して、k-全彩色が存在するときGはk-全彩色可能であるという。グラフGがk-全彩色可能であるようなkの最小値をGの全染色数といい、χ2(G)で表す。 グラフGの頂点彩色について、k-頂点彩色可能であるようなkの最小値をGの頂点染色数といい、χ(G)で表す。 定理4・1 χ2(Kp)=p(pが奇数のとき)、p+1(pが偶数のとき) (証明) 完全グラフKp+1の線グラフをL(Kp+1)で表す。このとき、…