昨日に引き続きで古い手紙の山を整理しておりました。昭和15年くらいから のもので、なにかの基準にてらして保存して置こうと思った手紙が残っているの ですが、それにしてもずいぶんとあるものです。 昔は急ぐ時には電報で、普通は郵便で連絡を取るというのが一般的で、家庭に 電話がつくというのは、昭和の後半になってからですね。 残っているのは、もちろん来信分でありまして、文面を見ますとお手紙ありがとう ございますという書き出しとなっていますので、これと同じだけか、それ以上に 手紙を出していたのでありましょう。 当方は、手紙のみで構成された小説が好きでありまして、この場でも長谷川四郎 さんの「古い手紙より」…