北海道三大温泉とは一般に登別・登別温泉、函館・湯の川温泉、そして札幌・定山渓温泉と言われています。 今回は定山渓温泉の老舗「ホテル 鹿の湯」の紹介。 豊平川に架かる月見橋から見た「ホテル 鹿の湯」(手前側、左岸のホテル)。定山渓温泉の源泉は豊平川のこの月見橋付近と高山橋付近に集中しているそうです。 さて定山渓温泉ですが、この地で最初に温泉を発見した和人は「北海道」の命名者として知られる松浦武四郎で、1858(安政5)年の事とされています。 一方、実際の温泉開拓を行なったのは美泉(みいずみ)定山という修験僧でした。彼は「鹿が傷を癒していた湯がある」という噂を聞きつけて当地を探索し、温泉を発見して…