登場人物が爆弾を作る映画ばかり見ている。 www.youtube.com www.youtube.com 『実録・連合赤軍』しかり、テロリストたちを扱った映画は製作者のロマンチシズムも混ざりこむのか、どこか青春群像劇じみた風合いを帯びる。郊外の空き家を占拠して爆弾づくりに勤しみ、朝はみんなでコーヒーを飲む。恋も友情もそこに育まれる。さながらキャンプのようだ。『君の名は。』や『天気の子』だって似たようなものかもしれない。 真っ赤なドラム缶でできた爆弾を昼日中から山頂に設置したり石油パイプにぶら下げたりして、計画された爆破時間まで丸見えの状態でしばらく放置しておくというのは、アメリカの荒野の広さを…