真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💭ポイント 大臣任命の儀式で進行役が宣命を忘れたが、機転の利く役人が女官にそっと届けさせ、窮地を救った話。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 ある人が、大臣を任命するための儀式で、進行役を務めておられました。 ある人ひと、任にん大臣だいじんの節会せちえの内弁ないべんを勤つとめられけるに、 ところが、宣命(天皇の命令を記した文書)を受け取らずに、儀式の会場に来てしまったのです。 内記ないきの…