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室戸ジオパーク

(地理)
むろとじおぱーく

[英] Muroto Global Geopark
室戸ジオパークは、高知県東部の室戸半島に位置し、面積248.30km²の室戸市全域を範囲とする世界ジオパークの一つ。
世界で最も詳しい研究がなされ、プレートテクトニクス理論を陸上で初めて実証した四万十帯付加体地質、洪積世の氷河性海水準変動と地震隆起によって形成された海成段丘、完新世の巨大地震によって離水した海岸地形、日本三大崩壊地の一つである「加奈木崩れ」などの地質遺産を見ることができ、大地形成のダイナミズムを実感できる。
また、国の天然記念物に指定されている亜熱帯性植物と海岸植物群落が特異な景観をつくっている。
かつて伝統的な捕鯨漁が盛んであった室戸の海では、ホエールウォッチングやイルカによるセラピーも体験できる。さらに、空海が修行をした御厨人窟、四国八十八ヶ所の巡礼地、日本最大級のレンズを持つ室戸岬灯台、土佐漆喰の白壁・水切り瓦などが特徴的な吉良川町の懐かしい町並み、「佐喜浜にわか」などの歴史文化遺産にも接することができる。
東海岸の急峻な海岸地形を利用して取水される海洋深層水を利用した産業が盛んであり、健康増進施設も設置されています。
室戸ジオパークへは日本のみならず,世界各地から地質を研究する学者や学生が訪れ、室戸の豊かな自然を体験するための児童生徒の宿泊研修も盛んで、国立室戸少年自然の家は教育・研究センターの役割を果たしている。
研究面では高知大学、高知大学海洋コア総合研究センター、JAMSTEC高知コアセンターなどにより、室戸を舞台に最先端の研究が展開されている。こうした多様な資源の宝庫である室戸ジオパークでは、人と自然の関わりについて楽しく学ぶことができる。

沿革

2008年12月8日、日本ジオパークに認定される。
2011年9月18日、世界ジオパークに認定される。
2012年11月、第3回日本ジオパーク全国大会(室戸大会)を開催。

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