【どちらが勝っても初優勝】3日目を終えて、-7で首位に4人が並んだ。岩井明愛、桑木志帆、藤本麻子、そして宮田成華。最終日のペアリングを見て、私は桑木の初優勝を予想した。ギャラリーやテレビカメラは明愛のいる最終組に集中する。初優勝するためにプレッシャー要素は少ないほどいい。首位と同スコアながら最終組の1つ前の組でスタートできた桑木は、序盤連続バーディでペースを掴む。前半でやはり2つ伸ばした明愛に並ばれてはいたが、明愛は1つ後ろの組だ。プレーを目の当たりにすることも、顔を合わせることもない。-9で明愛と並んだまま後半に入り試合が動く。12番でボギーを打った桑木は13番でバウンスバック、そして14番…