将棋棋士。
別名『スーパーあつしくん』
1981年6月5日生まれ。埼玉県吉川市出身。
所司和晴七段門下。
「インテルが入ってる」と噂されるほどの頭脳派棋士。
特に終盤を得意とする。
前年に行われた第1回に続き、2005年開催の【第2回詰将棋解答選手権】チャンピオン戦において、圧倒的な早さと正確性で出題された詰将棋を解き、まったく他者を寄せ付けない高ポイントを獲得して1位となった。
2位の詰将棋作家・柳田明氏が多くの知人たちから
「人間で1番おめでとう!」
と祝福されたというエピソードを知れば、皆から宮田氏がどれほど格が違うと認識されているかがお解りいただけることと思われる。
また2006年に、三連覇を達成。
だんだん『2位になれば実質1位!』という雰囲気に。
2007年の東西戦では、残念ながら体調不良で欠席したものの、
(いちおう出られるほどまで復活していたが大事をとってお休み)
2008年も同じく東西の2会場だったが、一年間のブランクを感じさせない完全復活。
特に前半戦は、詰将棋の製作も得意とするプロ棋士、谷川浩司さんや北浜健介さんをはじめ、行方尚史さん広瀬章人さん中村太地さんといった優秀な棋士たちや、奨励会員、アマ強豪たちなどが90分の持ち時間をほぼ使い切ったという、難しい出題揃いの中で、たった40分で全問正解。
それを知った詰将棋の名手、【3月のライオン】2巻に名も出る関西の浦野真彦七段が
「 やっぱり 人間じゃ なかったか 」
と一筆したためたのは有名な話。
後半戦は若島正さんをはじめとする、詰将棋作家たちの『打倒宮田!』と、この日のためだけに練りに練った難問の連発で、
「宮田くんは解けなかったが、みんなはもっと泣いた」
痛い相打ちの結果となり、やはりスーパーあつしくんの圧勝となった。
2009年も、前半戦では広瀬章人さんが速度でリードし、早く退室したためついにインテル宮田も敗北かと噂されたが、休憩を挟み、さらなる難問が続く後半戦で追い上げて、結局は連覇となった。
誰か、その思考の速さ深さで彼を倒せる日はくるのか、注目される。
本人は「若島正さんには勝てないかもしれません」
と控えめなコメントを残すが、そうなると、今度は『宮田敦史を倒せそうな難問』を作成する出題者が減ってしまうため、同じ席での対決が見られる可能性は低い。
普段は一風変わった好青年で、仲間からも慕われている。
2010年からはSNS将棋ランドにて、ブログを開始。
http://www.shogi-land.jp/