3年にわたるウクライナ戦争は、すでに過去のものなったと思わせる戦い方(塹壕戦・戦車と戦車の戦い等)を再現してくれたと同時に、新しい戦い方(主としてドローン)も見せてくれた。陸戦の王だった戦車の価値は「やっぱり鉄の塊は必要」と上がる反面、「安価なドローンの集団にかかればひとたまりもない」と下げもした。 要約すると「戦車はある場面では有力な兵器だが、新しい攻撃法にも対処しないといけない」となる。先月紹介した、M1A1エイブラムスをウクライナ軍が「魔改造」した例(*1)が典型的である。 改めて対戦車戦術兵器を考えてみると、 ・対戦車地雷、仕掛け爆弾 ・白兵突撃、火炎瓶や手榴弾 ・携行ロケット兵器(バ…