機会は多ければ多いほどいい 6月21日以降、従業員数1000人以上の企業や大学などが独自にコロナ・ワクチンの大規模接種を進めてほしいという大号令が掛かった。 企業なら社員以外にもその家族や取引業者、会場周辺の一般住民まで。大学なら教職員や学生だけでなく取引業者まで。対象範囲の幅広さではこれまでで最大。会場や医療関係者の手配が各企業に任されているとはいえ、国が必要経費を全額負担するというオイシイ話である。これが実行されれば、かなり接種のスピードアップが望めるはずだ。 企業にとっては事業活動の安定化以外にも社会貢献(CSR)の一環として利用できるイベントだし、新規感染者がもっとも多い若年層ばかりの…