射礼(じゃらい) 平安時代には年初の行事として正月17日に、 建礼門の前に射場を設けて行われました。 実は、平安時代、最も重んじられた武技は 「弓」でした。 弓術に関わる年中行事は、古代中国で行われた 「射礼」(じゃらい) という儀礼に起源があり、 古代日本でも飛鳥時代の昔から 年間何度も宮中において 公卿や武官達による弓技大会が 開催されていたことが 『日本書紀』や『続日本紀』で確認出来ます。 中でも「射礼」(じゃらい) は、 天皇臨席の御膳試合で、 「大射」(たいしゃ) とも呼ばれるほどの 重要な儀礼でした。 天智9(670)年よりは恒例となったようです。 「射礼」(じゃらい) には、腕に…