久しぶりに太平洋戦争の画集を眺めている。 日本から6,000キロの距離にある南太平洋・ソロモン諸島の激戦の地「ガダルカナル島」である。 昭和17年(1942年)9月15日のことである。ヘンダーソン飛行場の攻撃に失敗した、川口支隊の兵士達の遺体が無残な姿をみせている。 身に纏う装備の詳細は知れないが、一人は腰に大きなスコップを差している。 昭和16年(1941年)12月8日、マレー半島コタバル上陸、その1時間50分後の、ハワイ・オアフ島真珠湾攻撃とによって、太平洋戦争が始まるのである。 その後の日本軍は、グアム、フィリッピン、香港、シンガポール、ラングーンと快進撃を続け、南方を制圧していくのであ…