今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 司法試験・二次試験・論文式試験の平成2年度の憲法第1問を見ていく。 なお、前々回、前回と最高裁判所の合理的区別に関する判決を見ているが、あと2回ほど続ける。 今回は2つの判決を確認し、次回は選挙訴訟について見ていく予定である。 11 合理的区別について_過去の最高裁判決から まず、サラリーマン税金訴訟最高裁判所をみていく。 昭和55年(行ツ)15号所得税決定処分取消事件 昭和60年3月27日最高裁判所大法廷判決 (いわゆる「サラリーマン税金訴訟最高裁判決」) https://www.courts.go.jp/app/…