角館の武家屋敷は聞きしに勝るすばらしさであった。とくに敷地3000坪もある青柳家内の小田野直武像(と歴史年表)と解体新書記念館はじっくり時間をかけてみた。『解体新書』の附図を描いた小田野は青柳家とは親戚にあたり,平賀源内に師事し秋田蘭画を確立したことで知られている。 『解体新書』復刻版が展示されていた。石黒家所蔵の初版本は別途保管されているそうだ。 ドイツからの20人ほどの団体客と遭遇した。蘭訳書『ターヘル・アナトミア』(1734年)の原書はドイツ人医師ヨヤン・アダム・クルムスの "Anatomische Tabellen", 1722. だった。解体新書記念館内の各種説明文は日本語だけなので…