読み終えてから少し時間が経ってしまったが、休日が多かった今年の黄金週間に、チャールズ・ディケンズ(1812-1870)の『荒涼館』全4冊(岩波文庫,2017)を読んだ。訳者は佐々木徹(1956-)で、図書館で借りて読んだ。 www.iwanami.co.jp www.iwanami.co.jp www.iwanami.co.jp www.iwanami.co.jp 上記第4巻へのリンクから明らかなように、ミステリの要素も含まれる長篇だ。書かれたのはヴィクトリア朝時代の1852〜53年で、170年前の「英国社会全体」が描かれているという。 読む気になったのは、図書館で第4巻の解説文(訳者による)…