悪夢らしい悪夢を見て目が覚め、苛々しながらイヤホンを耳に差し直してお笑いラジオを流してまた寝てやる、というのを何度か繰り返して朝。太閤堂は少し前に買取先へ出発している。 朝礼のあと、届いていたスタッフレコメンド本を新刊コーナーに並べる。思っていたより売れたり、思ったようには売れなかったりして、新刊コーナーの調整はいつも難しい。やはり新刊についてはまだまだだなあと、いつも思う。 みんなほとんどPOPは書けていない。わたしもようやく本に気持ちが向かえる感じになってきたので、少しずつ書いていくことにする。茨木のり子『言の葉さやげ』をぱらぱらめくると、時々目に入る言葉だけでも、鋭く胸まで刺さってくる。…