昭和三年台湾台北市に生まれる。中学時代に異母兄の尾崎秀実が治安維持法等違反などのゾルゲ事件が起きた。
台北帝大医学専門部中退後、二十一年九州福岡に引き揚げ、その後上京。ゾルゲ事件の真相に迫った『生きているユダ』を三十四年に著す。ユダは、ゾルゲと秀実を裏切った伊藤律のことである。
三十五年からは、「近代説話」の同人として活躍。
三十六年には「大衆文学研究」の創刊に携わり、翌年には真鍋元之、武蔵野次郎らと大衆文学研究会を設立した。
以後、大衆文学評論を中心に、旧植民地文学、歴史評論、漫画論等々幅広く執筆活動を続けた。
日本ペンクラブ会長や日本文芸家協会理事を歴任
『大衆文学論』『大衆文学の歴史』『さしえの50年』等多数
以上茨城県古河市HP等参照