山に抱かれた家 (小学館文庫) 作者:はらだみずき 小学館 Amazon あらすじ 群馬県の山の中にある空き家を購入し、農業で生計を立てようと奮闘する若者の物語。 この本のみどころ 四季と里山の魅力 春から初夏にかけての、自然の移ろいと里山の豊かさの描写が爽やかでキラキラしてます。 深呼吸したくなります。 リアルな田舎暮らしの暗部 理想郷なだけでなくリアルで嫌な部分も描いています。 スリッパに潜むムカデや、夜中の正体不明の鳴き声、庭を闊歩するイノシシなど、自然との共存ってこういうことなのね、と納得。 厄介な隣人も登場します。それでも、「これも田舎暮らしの一つの経験だ」と自分に言い聞かせる主人公…