どの国にも美味しいパンがある。日本なら食パンだろうか。イギリスのパンから来たようだが日本の食パンは柔らかさを追求しているようだ。実際テレビのコマーシャルも生の食パンが如何にふわりと千切れるかを見せるシーンが多い。似た形でもこれをイギリスで食べると食感はポソポソとしている。ソフトな食感は日本人の好みなのだろう。 ドイツで自分が好きだったのはブレートヘェン(Brötchen)と呼ばれる手のひらに乗る丸パンだった。外側はこんがり焼けて中身は多少柔らかい。会社の食堂では牛肉の赤ワイン煮・グラーシュズッペが安く食べられたが、それにピタリとあう。残り汁を一かけらのパンで拭うように食べるともう一杯欲しくなる…