さて、怪談師の中山市朗氏の「山の牧場」の話を続けます。 事務所らしき建物の1階部分に置いてある巨石、これはどの様に持ち込まれたのか。スカイラインの車幅程のあれた山道であれば、あんな石を運び込む事はかなり困難であったと思われます。またこんな山の中にこんな牧場があったとして、これが経営難で潰れたというにも、そもそも何か合点がいきません。 中山氏が地元の仲間に聞いても、その牧場の存在すら知る人がいません。牧場を建設するにも重機を入れる道も当時はありません。生活感も無い建物で、果たして人が居住していたのか、考えれば考えるほど謎が深まるばかりでした。 「あれはUFO基地ではないのか?」 友人の一人がその…