美術史学者、共立女子大学教授。1970年宮崎県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。2007年「中世六道絵の研究」で文学博士。大分県立芸術文化短期大学専任講師、金城学院大学准教授、2010年共立女子大学准教授、2013年教授。専門は日本中世絵画史。『九相図をよむ』で芸術選奨新人賞、角川財団学芸賞受賞。
この記事では、2024年春に開催された3度目のフルオーケストラコンサート 手越祐也 Symphonic Concert 2024 vol.3 の情報をまとめます。 手越くんの音楽/ライブ関連のまとめ2022年のライブ/イベントの詳細はこちらにまとめています2023年のライブ/イベントの詳細はこちらにまとめています2024年のライブ/イベントの詳細はこちらにまとめています2022年の音楽活動の詳細はこちらにまとめています2023年の音楽活動の詳細はこちらにまとめています2024年の音楽活動の詳細はこちらにまとめています手越祐也チャンネル(YouTube)等での歌動画はこちらにまとめています 第1…
動画配信サービスJAIHOによる企画でピーター・グリーナウェイ(Peter Greenaway 1942-)の過去作品4本が各地のミニシアターで公開されています(配給はツイン)。 ZOO(A Zed & Two Noughts 1985)を観てみました。かなり昔に鑑賞して以来、劇場で観るのはおそらく2回目です。 greenaway-retrospective.com 以前公開されたときは周到にボカシが入っていましたが今回は無修正です。また、この映画には多数の「腐敗シーン」が登場します。従来の上映では過激さを薄めるためかその部分だけモノクロになるような画像加工がなされていたと思います。今回のレト…
死について学ぼう。 死を想うことで、真っ当に生きたい。 あなたが死と向き合った先にみた世界は、どんな未来でしたか。増補カラー版 九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川ソフィア文庫)作者:山本 聡美KADOKAWAAmazon死の壁(新潮新書) 「壁」シリーズ作者:養老孟司新潮社Amazon
山本聡美 (2023年7月25日刊行、KADOKAWA[角川ソフィア文庫・H-130-1/角川文庫・23750]、東京, 395 pp., 本体価格1,740円, ISBN:978-4-04-400748-5 → 版元ページ)うっかり書いそびれたら近在の本屋では手に入らなくなっていた。 “死を想え” 。【目次】 序 九相図の一五〇〇年 3 第1章 九相図とは何か 15 第2章 九相図の源流──西域・中国から古代日本まで 23 第3章 中世文学と死体 75 第4章 「九相図巻」をよむ──中世九相図の傑作(一) 109 第5章 国宝「六道絵」の「人道不浄相図」をよむ──中世九相図の傑作(二) 16…
東京近辺で2023年10月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(10/1更新) 摩天楼法話会「わかる言葉で聴く仏教」 日時:10/4 14:00 会場:新宿区・常圓寺 講師:加藤圓清 演題:心が軽くなる説法ライブ 歌で届けるお釈迦様の教え 主催:東京都西部社会教化事業協会(詳細) セミナー「静嘉堂コレクションにみる大和路の美術」 日時:10/8 13:30 会場:奈良まほろば館2階イベントルームA 講師:浦木賢治・佐々木香輔 主催:奈良まほろば館(詳細)(※要申込み) 聖徳太子に学ぶ会講座 日時:10/9 13:30 会場:奈良まほろば館2階イ…
「中世文学」68号を読みました。関心のある箇所を主に読んだのですが、学会誌らしく、新人の論文もなかなか重いな、と思いました。 シンポジウム「中世文学と絵画」(石川透・藤原重雄・山本聡美・斎藤真麻理)では、絵画研究が次第に、文学や歴史の分野へ、有機的に組みこまれてきた過程が感じられ、10数年前の共同研究の際、頻りに絵画資料研究に方法論はあるのか、と問うて当惑されたことを思い出しました。近年、画像保存・処理の技術が広く普及したことの効果は大きい。藤原さんの「洛中洛外図屏風の祖型を探る」は、絵画資料の「諸本」「祖型」を追究する姿勢に軍記の諸本論・成立論が思い合わせられ、禁欲的でスマートな手法に納得が…
展覧会 倉敷安耶個展『腐敗した肉、その下の頭蓋骨をなぞる。』を鑑賞しての備忘録銀座 蔦屋書店 アートウォールにて、2023年7月22日~8月11日。 キリスト教絵画の「マグダラのマリア」のイメージを仏教絵画の「九相図」の観点で捉え直した作品《九相図》を中心に構成される、倉敷安耶の個展。 英一蝶作とされる、小野小町の遺体が朽ち果てる様子を描いた《九相図》の9つの場面を刺繍生地に転写して130mmの刺繍枠に嵌めた円形絵画9点を縦に連ね、植物を刺繍した紗を恰もマグダラのマリアのヴェールのように被せた《ドローイング #九相図》が、「九相図」と「マグダラのマリア」とを結び付ける役割を果たしている。 東洋…
[日記]朝~夜 6時頃起床。 発疹は落ち着いた所は落ち着いたが面積的には一進一退。朝食後の薬を飲んで一寝入りしたら少し落ち着いた。薬で落ち着いているだけならしばらくこの調子なのかなあ… なんだかよく分からないがとても疲労感を覚えたのでほぼ寝て過ごす。本を読んでていても寝落ちはきつい… それにしても薬のせいか眠気がすごい。これでどうにか今日も眠れるかな… [今日の主な収穫] 藤原実資(倉本一宏 編)「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」 KADOKAWA(文庫/角川ソフィア文庫) 山本聡美「増補カラー版 九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史」 KADOKAWA(文庫/角川ソフィア文庫)…
おはようございます。 日経新聞朝刊の終面【文化】の10回シリーズは「声がきこえる〈十選〉」が一昨日終わりました。 第一回は 〈日経新聞より〉 その後は日本中世期の画の掲載が続きましたが、まさに「声がきこえる」ものばかりでした。 特に、6日(火)の「一遍聖絵」はもう一度しっかり見てみたい!という思いに駆られました。 そして最終回の7日は、y21の予測がまったく及ばないものでした。 〈同〉 作者の高島野十郎(1890~1975)は、「絵は独学で、画壇とも交わらず」、「個展にも出品せず、親しい人や世話になった相手に贈っていた」「20世紀も終わりに近づいた頃」に世に知られるようになりました。 とてもす…