『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅲ ~扉子と虚ろな夢~』(著:三上 延)で紹介されていたので読んでみた。 十五歳から五十五歳で死んだ、作家、芸能人、政治家、英雄、犯罪者などの著名人の臨終の様子をまとめたもの。 年齢には、数え年と満年齢で数える方法があるが、この本では満年齢で亡くなった著名人たちをとらえている。 名前は知っていても、何歳で亡くなっていたのか、どんな最期だったのか、樋口一葉が極貧の内に肺病で亡くなっていたのは知らなかったし、深く気にもとめることもなかったので、よく調べたものだと感心した。 <十代で死んだ人々> 天草四郎・大石主税・ジャンヌダルクなど11人 <二十代で死んだ人々> 豊臣秀頼…